当寺院について

 当山は市内唯一の弘法大師を宗祖とする真言寺院で、九州八十八ケ所、百八霊場の第七十九番札所となっております。

この善福寺の歴史は古く、鎌倉時代末期に宗家松浦（今福松浦家）の祈願所として寺上の地に創建され、松浦氏の始祖を祀る今宮神社の別当寺（神職が祀りを兼ねる寺）となっておりました。

その後、時を経て江戸時代の千七百年頃、幕府旗本今福松浦家、第二十三代当主豊公の助力を得て、仏坂の地に下り、松豊山善福寺として中興開山されました。松豊山の号は、公を敬い御名の「松浦源豊」をもって命名したものです。

本堂入り口に掲げられている額には「枩豊山」の号とともに「源豊」の名が刻まれており、開山時の今福松浦家との関わりを知ることが出来ます。又本堂には、創建当時の歴史をかたる県指定文化財の「善福寺鰐口」が有りますので是非ご覧下さい。

 善福よいつどい・大銀杏ライトアップのご案内はこちらです.

　昨年もコロナ禍にも関わらず、地元の方々にご参拝いただき、喜んでいただきました。まだまだ新型コロナウイルスの収束は難しいようですが、コロナ禍でも真言の祈る心は大切です。

　本年も開催致す予定でありますので、各自も感染にはご注意の上、お参りお越しくださいますようお願い申し上げます。